対談|相続相談支援センター 佐藤健太郎、佐藤絵里子さん

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~対談|佐藤健太郎、佐藤絵里子さん~Session
仕事でも家庭でも、しだいに、阿吽(あうん)の呼吸が生まれてきた気がします

仕事でも家庭でも、しだいに、阿吽(あうん)の呼吸が生まれてきた気がします

ご主人が司法書士、奥様が税理士。二人三脚で相続の案件を解決していく佐藤ご夫妻。仕事のパートナーのみならず、ご家庭でも仲が良いご夫婦です。その秘訣をお聞きしました。

女性の方が婚活には積極的

高木裕子:
生涯独身の方が増えてきています。相続をご専門にお仕事にされているお二人から見て、何か感じるところはございますか。
佐藤健太郎:
家で独りで亡くなっているというケースが多くなっているのはまちがいないですね。
佐藤絵里子:
長らく見つけてもらえないという方もいらっしゃいます。
高木裕子:
なるほど、そうなんですね。どちらかに先立たれたり、熟年離婚をされお子さんが巣立っていてお独りになったというケースも当然ありますし、孤独死をされる方のすべてが独身だったというわけではないと思いますけれど。
佐藤絵里子:
看取られるときに誰かが近くにいないのは寂しいですよね。女性でも生涯独身を通される方も多くなってきていると思いますが、女性の場合は、自分の万が一の場合に備え、いろいろと準備をされる方が多いような気がします。近所の人に頼んでおくとか、遠くにいる姪に前もって頼んでおくとか。ところが男性の場合は、そこまで考えている方は少ないのではないでしょうか。孤独死をされて長らく見つけてもらえなかったのは、圧倒的に男性の方が多い気がします。
高木裕子:
準備をきちんとする点では、婚活でも同様です。積極的に婚活の活動をされるのは女性ですね。私の相談所も男性より女性の方が多いですから。
佐藤健太郎:
そうなんですか。逆かと思っていました。
高木裕子:
6対4で女性の方が多いです。次第に7対3に迫る勢いですね。男性は結婚に対して深く考えることをしないのか、自信がないのか。独りで亡くなるというパターンが多いというお話をされましたが、男性はそのような厳しい現実を知ってしっかり婚活をしてほしいと思います。
佐藤健太郎:
会員になられている方は、おいくつぐらいの方が多いのですか。
高木裕子:
男性が35歳から45歳ぐらい、女性が30代前半から30代後半がメインですね。
佐藤健太郎:
男性の場合、やはり収入などがポイントになってくるのですか。
高木裕子:
年収500万円から600万円ぐらいでも十分なのに、それではだめで、女性は700万とか800万あるいは1000万円ぐらいを稼ぐ男性の方に行ってしまうのではないかという思い込みがあるようです。登録するのに、収入証明書や独身証明書はもちろん必要なのですが、年収は300万円台400万円台でも全然大丈夫なんですよ。
佐藤絵里子:
独身証明書なんて初めて聞きました。
高木裕子:
区役所や市役所で普通に発行してくれます。結婚相談所への入会を促進するために国が作った制度なんですよ。
佐藤絵里子:
へえ。それは知りませんでした。そこまで結婚相談所が認知され国に注力されているということですね。

うまくいく結婚とは?

高木裕子:
お二人はどのようなきっかけで結婚されたのですか。
佐藤絵里子:
私が主人と出会ったときは30を超えていて、その時には、もう次に出会った人とは人生を共に歩んでいくんだろうな、と思っていましたので結婚することに迷いはなかったですね。
高木裕子:
なるほど。健太郎先生はいかがですか。
佐藤健太郎:
ひとことで言うと、世界が広がるだろうと思っていました。結婚はしてみないとその良さはわからないだろうし、夫婦というものもわからない。知らなかった世界が広がっていくことは間違いありませんから、しないよりした方がいいな、と思い、私も迷いはありませんでしたね。
高木裕子:
独身時代には見えなかったことが見える。それは確かにあると思いますね。
佐藤健太郎:
結婚という素敵な制度があるのに、それに目を向けないのはもったいない気がしますね。
高木裕子:
カウンセリングで男性の登録者に必ず「何のために結婚するんですか」と質問します。そうすると、「親のため」とお答えになる方が多いんです。親が生きているうちに孫を見せてあげたいと。それを結婚の理由の第一に挙げるんです。
佐藤健太郎:
へえ。本当ですか。
佐藤絵里子:
それはびっくりですね。
高木裕子:
要は自信がないのだと思います。自分自身を優先にすることに自信がないんでしょうね。
佐藤健太郎:
まあ、「逃げ」というか、自分のためと言うと格好悪いからという心理も働くのかもしれませんね。
高木裕子:
寂しいからという理由も大きいと思います。登録者の方は、どちらかというと恋愛下手の人が多いですから。女性の方は、年齢的に子供を産むのが厳しくなるので早めに相手を探したいという理由が多いですね。だんだん一緒に旅行へ行く友達も減ってきてるし、ご飯を食べる仲間も徐々に減ってきている・・と。
佐藤絵里子:
なるほど。それはわかりますね。
高木裕子:
一方で、周りの友達が結婚していないので自分もしない、という傾向もありますね。みんながしないから、自分もいいやって、それほどの焦りも感じていないんです。でも、実は一抜けしたいんですよね(笑)。でもその相手がいない。女性の場合、35歳を過ぎるとお見合いのお申込み数もぐんと減ってくるんです。
佐藤絵里子:
やっぱり男性も35アンダーの女性を選びたいんでしょうかね。
高木裕子:
40代、50代の男性でも求める女性は30代前半ですね。30代前半の女性に申し込んでくるのは45歳から50歳ぐらいの男性が多いです。
佐藤絵里子:
初婚の方が多いのですか。
高木裕子:
再婚、再々婚の方も多少はいらっしゃいますけれど。初婚が多いですよ。結構恋愛経験が少ない方が多いと思われがちですが、ただ「出会いがない」という理由で登録されている方が多いです。
佐藤絵里子:
恋愛経験の多い人ならば、知り合いから紹介してもらうなどの行動も抵抗なくできるような気もしますよね。
高木裕子:
結婚紹介所に登録している男性は、兄弟も結婚していないというパターンが多いですね。
佐藤健太郎:
我々も、男性の依頼者を見て、ああ、この人は結婚していないなって何となくわかってしまうことはありますね。独身オーラを感じるといいますか。
佐藤絵里子:
結婚すると不思議とそのオーラが消えるんですよね。
高木裕子:
お二人は家庭のみならず、お仕事の面でもとてもうまく連携を取られています。夫婦がうまくいくための秘訣のようなものはありますか?
佐藤健太郎:
自分がとても大切にしている価値観や道徳のようなものを共有できることだと思いますね。電車に乗っていて、目の前にご年配の人が立ったとき、席を譲るべきだと考える人と、いや、自分は疲れているんだから譲らなくてもいい、と思う人がいて、どちらの「べき論」を発した時に共感できるか。そこがポイントのような気がします。
佐藤絵里子:
日ごろから、お互いよくしゃべり合いますので自然に阿吽の呼吸ができてきた感じがしますね。
高木裕子:
なるほど、とても参考になります。今日は楽しいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

撮影:naokichi hasebe